こんにちは、採用担当の松本です。
本日は東日本営業部に所属する入社4年目の社員に話を聞いてきました。
プロフィール
T.E
営業部
大学時代、外食企業でのアルバイトに力を注いだことをきっかけに食品業界を志望。2017年入社、4年目の営業マン。現在は質販系小売、全国展開の大手小売企業を担当。
「食」を通じて人を幸せにしたい、その原点
学生時代はどんなことをしていましたか?
イタリア料理店でのアルバイトに精を出していました。とても楽しく勉強になることばかりだったので結局4年間ずっと続けたのですがその中でも特に覚えているのが、運営している会社がロサンゼルスで日本料理のお店を新規出店するのにオープニングスタッフとして同行したことです。アルバイトは私一人だけだったのですが社長や役員、料理長の方たちと約1ヶ月間、ひとつ屋根の下で共同生活をしながらお店の運営に携わりました。学生の立場でそういったビジネスへの熱い想いをもった方たちと接することで、「食」を通じて飲食業界の人たちの力になりたいと思ったのが食品業界を志すことになったきっかけでした。
なるほど。就職活動は食品を軸に行ったいうことですがどういう業態の会社を見ましたか?
最初は飲食業界に貢献したいと考えていましたが、突き詰めて考えると自分は「食」が好きで「食」を通じて人を幸せにしたり元気にしたいんだという考えに至り、あまり業態にはこだわらずメーカーや商社、それこそ厨房機器の会社なんかも見ました。富永貿易は就職サイトで見つけたんですが、大阪で生まれ育って就職後も関西で働きたいと思っていたので神戸が本社というのも良いな、と思って受験したのを覚えています。
数ある「食」に携わる企業の中で富永貿易を選んだ決め手は何ですか?
食品で海外に携われる点が魅力的でした。でも最終的にはやっぱり「人」でしたね。すいません、ありきたり過ぎてあんまり言いたくなかったんですけど(笑)。選考を受けていた他の会社と比べても社員の方が明るく接しやすかったですし、選考過程でも当時の採用担当の方が面談など何度も接点を作ってくれました。その中で商品の情報はもちろん、開発された背景、業界における富永貿易の立ち位置、仕事内容などを丁寧に教えてくれたので「富永貿易で働く」ことに対する解像度が高まりました。
解像度が高まる・・・確かに学生のとき就職を決めてもいざ自分がどんな風に働くかってなかなかイメージしづらいですからね。そういう意味で入社前後のギャップはありましたか?
おかげさまでほとんど感じませんでした。内定者研修もありましたし、年次の近い社員との懇親会だったり、入社後も新入社員研修でこまめにフォローアップしてもらったので。そのとき学んだ内容は現在の営業活動や商品開発でも活かされていると感じています。
東京での挑戦
就活中、関西で働きたいという想いがあったと言っていましたがいきなり東京支店配属。
その点はどうでしたか?
内定者時代の10月に会社から話をしたいことがあるので来社してくれませんか、と連絡がありまして。おや、これはあやしいぞと(笑)。行ってみると単刀直入に「東京支店で働いてほしい」ということでした。聞いたときはびっくりしましたが、関西で働きたい希望はあったものの全国主要都市であれば別にいいかなとぼんやり考えていたので就職という節目のタイミングで大きな環境の変化にチャレンジしてみよう、と決意しました。家族からも「行ってこい」と背中を押してもらいましたし、今思えば東京に来てよかったなと感じることが多いです。
どういった点がよかったと感じますか?
仕事面で考えると日本の本社機能は東京に集中しているな、と感じることが多いからです。新入社員時代に全国チェーンの企業の本部を仮担当させてもらったんです。そのときにピュアココアという商品が採用されたんですが、自分の提案によって全国の店舗に商品が並ぶのを見ると、その影響力を実感してやりがいがある仕事だと感じました。
2年目以降はどんな仕事をしてきましたか?
2~3年目は千葉県エリアを担当しました。千葉県って実は企業数がとても多いんです。やればやった分、自分の実績に結果が現れてくるという流れが営業として楽しいなと思うようになりました。ただ2年間担当先が全く変わらなかったので、上司に「目標を達成したらさらに大きな企業も担当したい」と相談していました。そして4年目の今年から首都圏の質販系スーパーや専門店、全国チェーンの大手企業も担当させてもらうようになりました。業界的にも社内的にも注目度の高い企業ばかりでもちろんプレッシャーもありますが、結果を出したときのインパクトという点では非常に楽しさややりがいを感じています。
営業の楽しさって具体的にどういうときに感じますか?
一番は自分の提案によって商品が採用されたときに感じます。今でも覚えていますが2年目で初めて担当企業を持ったとき、こだわりが強いスーパーのバイヤーにAHMAD TEAを提案する機会がありました。通常試飲の際は紙コップを使用するのですがAHMAD TEAのオリジナルティーポットやカップを持っていき本格的に淹れて飲んでもらったところ高く評価していただきました。その後の商品説明や市場分析・予測もしっかり受けいれていただき、これまで当社の紅茶商品は全く入っていなかったのですが一気に6アイテムが採用となりました。これが最初の大きな成功体験で自信がつきましたね。
逆に営業をしていてこれは辛かったということはありますか?
営業としてお客様から求められているのに商品を届けられない、というのが辛かったですね。入社2年目の夏、西日本豪雨の影響でサプライチェーンが大きく混乱しました。商品を造りたくても造れない、物流もなかなかトラックがとれないという状況の中、お客様から何とか商品を届けてほしいという声が殺到しているのに、それに対応できない状態に焦っていました。
そのときはどうやって乗り越えましたか?
上司に相談してミーティングをした際に「今できること」「どうにもならないこと」を1個ずつ箇条書きでリストアップするようアドバイスされました。それで考えが整理されたというかやるべきことがクリアになりました。それで1つ1つ丁寧に対処していくことで何とか乗り切れました。最終的にはお客様からも「難しい状況の中、最大限の対応をしてくれてありがとう。」という言葉をいただき、「あぁ、よかった。」と思いました。
経験を活かしてマネージメントへ
現在2年連続で新入社員の育成担当を担っていますが、心がけていることなどありますか?
指導する際はできる限り1から10まで言わないようにしています。自分のやり方で全てを教えた方がやりやすいというのはありますが、それだと育成というよりはただ自分の知識を叩き込んでいるだけになると考えています。自分で考える力を身につけてほしいと思い、失敗しても成功してもなぜその結果になったかを意識して突き詰めることを伝えています。そういう意味ではどこまでフォローしてどこまで任せるか、という線引きに関してはまだまだバランスが難しいなと感じることがあります。過保護になりすぎてもよくないと思いますし、任せるところは任せてその分毎日1対1でのショートミーティングを実施して業務内容の報告や考えていること、悩んでいること、プライベートのことなども話したいことがあれば聞くようにしています。
育成経験が自分にとって勉強になる部分もありますか?
大いにありますね。やはり人に教えるというのは自分がしっかり理解していないと相手も納得性が得られないと思います。会社のルールがこうだからシステムがこうだからと思考停止状態で教えるのではなくて一つ一つの業務の意味を棚卸しながら伝えることで相手にとっても自分にとっても仕事の理解度が深まると感じます。
今後挑戦してみたいことはありますか?
当初は「食」「海外と関われる」ことに魅力を感じて入社しましたので商品の輸入に携わる商品部を志望していましたが、実際営業の経験を積むと営業の仕事が本当に楽しいなと感じるようになったのでもっと営業としてスキルアップしていきたいですし、2年連続で新入社員の育成担当を務めていることもあり、この経験を活かして次は営業のチームをマネジメントしてメンバーのパフォーマンスを高められる人になっていきたいと考えています。
そのチャレンジ精神を活かしてこれからもどんどん活躍してください!
本日はありがとうございました。
0コメント