こんにちは、採用担当の大島です。今回、入社8年目の品質管理部に所属している社員に話を聞いてきました。
プロフィール
M.O
品質管理部品質管理課
大学では国際文化学部に所属。2013年新卒で富永貿易に入社。学生時代に学んだ事とは異なる部署配属でしたが、今では富永貿易の全商品の表示業務に携わっています。
実際にやってみる、見てみる事を大切にした就職活動
どんな学生生活を過ごしていましたか?
国際文化学部で、語学や異文化コミュニケーションなどをメインに勉強していました。英語や韓国語、中国語など…ほとんど忘れましたが(笑)。イギリスへ短期留学に行ったことも貴重な経験でした。あまり言葉を話せない中ホームステイ先で一人過ごすのは不安でしたが、なんとかなる!と度胸がついたように思います。
学業以外では軟式野球同好会のマネージャーとして活動していました。他大学の体育会の部活と公式戦を行うのですが、これが結構忙しく、試合が平日に週2回あることも。授業を休まないといけなかったり、大変なこともありましたが、最終的にチームが昇格できた時はとても嬉しく、充実した学生生活だったと思います。
就職活動を振り返ると?
就職活動を始めた当初は、絶対にこの業界に入りたい!という意思は固まっておらず、せっかくの機会だからいろんな企業を見てみよう!と沢山の企業の説明会に参加しました。食品、鉄道、テーマパーク、通販、百貨店、金融…自分には向いていないかも?と思う業界でも、とりあえず行ってみる、働いている人に会ってみることで、ここで働きたい!と思える企業を絞ることができました。
富永貿易を知ったのは、ナビサイトで「兵庫県・食品」でヒットしたことがきっかけです。会社名は知りませんでしたが、調べてみると「LASコーラ」や「神戸居留地サイダー」をスーパーで見かけたことがあり、親近感が湧いたのを覚えています。最終的に、馴染みのある神戸で働けること、ただの食品メーカーでなく輸入品の取り扱いもあるため、英語にも触れられるかも・・とエントリーしてみました。面接の雰囲気も堅苦しすぎず、皆さん優しく話を聞いてくださったので、普段通りの自分でいることができたと思います。
取り扱い商品、800アイテムに携わる仕事
配属先は予想外だったとお伺いしました。当時はどんな気持ちでしたか?
配属は入社式4月1日に発表されました。配属先は「品質管理部」。てっきり理系の方が配属される部署と思っていたので驚きました。OJTの先輩は大学時代に栄養学を学んでいた方で、化学・数学が大の苦手な自分に務まるかなと正直不安でいっぱいでした。
入社してからは覚えることが沢山で大変な日々でしたが、嬉しかったこともあります。周囲の方がとても優しく、仕事終わりに書く日報にはOJTの先輩だけでなく、同じ部署の方や部門部長から「頑張っていますね」「次はこうしましょう!」など、コメントを沢山もらいました。全員で育ててくれていることが実感でき、明日も頑張ろう!と思えました。また、業務に知識を付けようと、入社1年目の11月に食品表示検定(中級)を受験しました。久々の勉強はなかなかしんどかったですが(笑)、合格できたことで自信につながりました。
現在の仕事内容について教えてください。
表示作成・確認業務がメインの仕事です。入社2年目から輸入品を、3年目以降は全商品を担当しています。今まで携わったアイテム数はおよそ800品以上になります。
実際の業務の流れは、キックオフミーティングに参加し、商品を実際に発売するまでの納期や商品のコンセプト(カロリーオフ、糖類ゼロ、地中海産レモン果汁使用など、何をラベルに表示するのか)を確認します。必要な情報(中身のレシピ、栄養成分など)が揃えば、表示指示書という、缶やラベルに実際に表示する内容の案を作成します。また、出来上がった商品デザインについて、表示内容と表示指示書に相違がないか、文字のサイズは法律に準じているか、イラストや写真等に問題はないか等を確認し、製造工場へ情報共有します。
細かい作業や確認作業が多い上に、食品表示の法律に敏感でないといけないですが、「こんなルールがあったのか!」と知識が増えることは面白いです。入社8年目の今も、日々勉強です。全商品の表示に携わるようになってからは、「ちょっと教えて!」と営業部や商品部の社員から質問や問い合わせがあり、日々の努力が周囲の信頼につながっているのかなと嬉しく思います。
また、商品の初回製造時に工場へ行くこともあります。商品が規格通り問題なく製造されているかを確認するのですが、商品が実際に出来上がるのを見届けることは感慨深いものです。他にも、メインの仕事ではありませんが、お客様相談室も兼務しています。消費者の方とつながることができる貴重な仕事です。一般的なイメージではご指摘が多いように思われがちかですが、実はそうではなく、アレルギーや栄養成分に関する質問、販売店の紹介、商品の感想が多数です。「おいしい商品を作ってくれてありがとう!」と消費者の方に誉めていただけることもあり、誰かの役に立っているんだなと実感します。
商品の立ち上げから表示作成、実際の製造現場、お客様の元に商品が届くまで、幅広く関わることができるのは品質管理部ならではの特権だと思います。
満足しない、今の自分に
今では品質管理部のエキスパート的存在のOさん。今後の目標はありますか?
どうすれば品質を維持したまま、より効率良く製造できるか考え、製造工場と富永貿易の橋渡し役となれるよう、品質管理の面でもさらに知識・経験を積んでいきたいです。もちろん、現在担当している食品表示に関する勉強も、これからも続けていきたいです。
また、お客様相談室に寄せられた意見を今以上に商品開発に活かすことができればと感じています。今は新商品を立ち上げる際のサポート業務を担っていますが、自分発信で周囲を巻き込みながら新しい商品を生み出すことにも興味があります。
新しい事にも挑戦しようと、社内の新プロジェクト「SDGs準備委員会メンバー公募」にも手を挙げてくれたOさん。会社としても、はじめての試みのため手探りの状態ではありますが、他の社員にはない専門知識もあるため心強いです。プロジェクト成功に向け、頼りにしています!
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