こんにちは、採用担当の松本です。
本日は商品部で「ガルシア」オリーブオイルや「ラティーノ」パスタ等のブランドを担当している社員に話を聞いてきました。
プロフィール
S.S
商品部
学生時代海外への留学経験から商社業界を志望。2008年新卒入社。営業を経験した後、商品部へ異動。富永貿易が扱う輸入品ブランドの中でも最も売上の大きい「ガルシア」オリーブオイルのブランドマネージャーを務めている。
どこで働くかではなく、どう働くか
現在の仕事内容を教えてください。
ガルシアオリーブオイル、ラティーノパスタ、マレーシアのお菓子ジュリーズのブランドマネージャーを務めています。具体的な業務で言うと商品開発、調達、供給、マーケティング、営業支援、品質管理など自分が担当する商品に関わることであれば何でも多岐にわたって携わっています。品質管理はもちろん専門の部署がメインで行っていますが一緒に現地の工場に行ったり、製造工程のチェック、残留農薬の確認など常日頃から海外のサプライヤーとやり取りをしています。
海外出張はどのくらいの頻度で行っていますか?
多い年は1~2ヶ月に1回くらい行くときもありますが通常時は3~4ヶ月に1回くらいだと思います。主には現地工場の視察やサプライヤーとの商談、展示会を視察しに行って新商品を探すことなどもあります。
ちなみに就職活動していた頃は覚えていますか?
漠然と海外で仕事したいと思っていたので、業界的には商社や物流など海外と接点が持てる会社を探していました。富永貿易を知ったのはナビサイトで「貿易」で検索したときに見つけたのがきっかけです。就職活動で初めて会社説明会に行ったのが富永貿易の説明会だったんですが、会場にちょっと早く着いたら当時の社長(現会長)がたまたま英語で海外のサプライヤーと電話しているのを見かけて「おぉ、かっこいいな。」と思ったのを今でも覚えています。
富永貿易に入社を決めたきっかけはありますか?
物流業界と商社業界どちらに行くか悩んでいたんですが当時の専務との面談で「物流ももちろん大事だが、商社で本物の商売をしてみないか?」と言われて「なるほど、面白そうだな。」と思いました。その後専務ともう1名社員の方と食事に行ったんですが学生の自分のことをあまり気にかけずすごい仕事の話ばかりしていたんです。その仕事にかける熱量をみて「いいな、この会社。」と思いましたし、どういう風に仕事をするかが大事で場所は大事ではないと思い至り、自然と仕事で海外に住みたいという気持ちも薄れていました。最終的には受験していた物流の会社にお断りをして富永貿易への入社を決めました。
自分でつくった海外との接点
入社してからの経歴は?
1~4年目までは営業をしていました。主に首都圏の量販店やECを展開している企業などを担当していたのですが、そのときの主要なお客様向けに海外商品の立上げを行っていたのが商品部に異動したきっかけだったと思います。そのお客様には既に商品をかなり扱っていただいていたので売上を上げるためには新しい商品の開発が必要だと思いフランス産の紅茶や韓国産のシリアルの立上げなど色んなことに挑戦したのを覚えています。開発の際に商品部と協働していたので、そういった経験を買われて5年目から商品部に異動となりました。最初は貿易実務など基礎的なことを教わりながら徐々にブランドを担当するようになりました。今も担当している「ラティーノ」や「ジュリーズ」などはその頃からの付き合いですね。他には新規で立ち上げる商品の担当をすることも多かったです。
商品部の仕事で辛かったことはありますか?
数年前にあるメーカーさんと共同開発でマレーシア産のカップラーメンを立ち上げたときです。当社が扱ったことのない商材であったり、海外メーカーの品質管理であったり、思っている味が出せなかったりと、なかなか思うように仕事を進められなかった。その結果月に1回くらいの頻度で現地に出張していたので肉体的にもきつかったです。あとはオリーブオイルの相場が高騰した際に営業部と連動しながら販売先への価格交渉を行っていたのですがなかなか受け入れてもらえず、自分が担当する主力ブランドで利益が出せない、というのは精神的に辛かったです。そのとき「ガルシア」というブランドは富永にとっては大きいブランドですが得意先にとってはまだまだ価格ありきの商品なんだと感じました。それから相場変動に負けないようブランド作りを行っていかなければいけないと思い、認知度向上のための販促、マーケティング活動、オーガニックや単一品種などの新商品開発にも着手していきました。
仕事でやりがいを感じるのはどんなときですか?
自分が開発した商品が売れたときです。さっきのオリーブオイルの話と同じですけどパスタもやはり価格競争に陥りがちな商材です。何か特色、付加価値があるものをと思い最初に早ゆでパスタを立ち上げました。当時早ゆでタイプは国産メーカーしか作っておらず輸入で手頃な価格で買える早ゆでパスタは節約、時短志向の日本のマーケットに受け入れられました。それから全粒粉やオーガニック、五穀なども開発していき、やはり多様化する市場の中には様々なニーズがあることが把握できました。海外に既にある商品を輸入してくるのが通常の商社だと思いますが、パートナーシップを活かして日本の市場に適した商品を海外メーカーと共同開発できるのも富永貿易の面白さだと思います。
そして、これから
今年からマネージャーになりました。何か変わったことはありますか?
大きく変わったことはないと思っています。担当するブランドをチームでマネジメントしていくという仕事は変わらないですから。部下の数字管理やミーティングの実施、チーム内の情報共有の強化などチームワークへの意識は以前より高まったと感じます。
これから取り組んでいきたい仕事はありますか?
長期的な視点で考えると「ガルシア」に並ぶようなブランドを立ち上げたいと思っています。難しいことだと思いますが、海外展示会に積極的に参加するなどして日本のマーケットに受け入れられるような新たな商材を探したいと思いますね。あとはやっぱり「ガルシア」はまだまだ伸びる余地がある商材だと思っていて、ここをいかに伸ばしていくかに取り組みたいと思っています。オリーブオイルって嗜好品などに比べると消費者の方々があまりブランドにこだわらない、というデータがあります。いかに気軽に買える環境にあるかが重要になりますので今は特に営業活動支援に力を入れています。小売店向けの提案支援やECでの販売強化など営業部と協力しながら販促活動を進めており、徐々に結果が出始めているので今後が楽しみです。
最後に富永貿易のここいいな、と思うところを教えてください。
仕事をしていて楽しいと思える環境だと思います。人がみんな優しい、優しいというか「こういう風にやりたい。」とか「こういうことに挑戦したい。」という声を否定せず受け入れてくれたり、みんなが仕事しやすい雰囲気が自然と醸成されていると感じます。
本日はありがとうございました。
ガルシアの更なる成長、そしてガルシアに並ぶようなブランド期待しています!
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