こんにちは、採用担当の松本です。今回は私と同じく、新卒採用を担当している社員に話を聞いてきました。
プロフィール
K.O
総務部人材開発課
大学では農学部に所属し、コムギの研究を専攻。2013年新卒で富永貿易に入社。経理課、総務課を経験し2016年より採用活動を担当。学生と富永貿易の橋渡し役を担っている。
知らない会社だった、でももっと知りたいと思った。
ーまず富永貿易を知ったきっかけを教えてください。
きっかけは普通に就職ナビサイトでした。大学で小麦遺伝子の研究を行っていたので、そこで学んだことを活かそうと食品業界をメインで探していました。「食品」「神戸」のキーワードで何気なく富永貿易の会社説明会を予約したんですが、実は私、開始時間を間違えていて遅刻してしまったんです・・。
気づいて慌てて電話したら「待っていますので来てください。」って。やってしまった・・と大急ぎで行ったら先輩社員の方が2名待ってくれていて。本当に申し訳なかったです。印象には強く残ったかもしれません(笑)
説明会は結構大きな会場で200名くらい参加者がいました。名前も知らない会社だけどすごいな、と。それと、今の会社説明会でも学生さんに対してメッセージとして出しているのですが「すごい会社に入るよりすごい会社を創る方がかっこいい」と社員の方が仰っていて、強く印象に残っています。「大きな会社で小さな歯車の一つになるくらいなら、小さな会社の大きな歯車の一つになってやる。」とも仰っていて・・あ、もっとこの会社のことを知りたいと思いました。
ーその中で入社の決め手はなんでしたか?
ありきたりな答えになりますが、やっぱり「人」です。選考の合間に何気なく会話したのが実は社長(当時)だったり、ふとしたときに先輩社員が気さくに話しかけてくれたりとこの人たちと一緒に働きたいと思えたのが入社の決め手だったと思います。あと当時はそんなに意識していませんでしたが、立地も大きかったかもしれません。やっぱり神戸、三宮は好きな街ですし、実家から通えるというのも大きかったですね。
まさかの配属、戸惑いの日々
ー入社配属時のことを聞かせてください。
就職活動中から大学で学んだことを活かせる業務をしたい、という話はしていましたが実際の配属は本人の適性を見てということでしたので入社するまで配属先は分かりませんでした。ただ入社数日前、家族でどうなるだろうという話をしていたら、「総務部とかありえるかもね」って家族が言ったんですよ。実際、4月1日の入社式に行ってみると総務部配属でした。今でこそ言えますが当時は入社した喜びよりも不安とショックが大きかったです。
ー新入社員時代、辛かったことはありますか?
1年目は経理課で経費精算処理や伝票チェック、入金業務を行っていました。初めて聞く用語も多く、数字の処理もなかなか慣れず苦労しました。また、経理の仕事は「金額が合いません」、「書類を早く提出してください」等どちらかといえば社内の人に指摘することが多いんですよ。1年目でまだ仕事をきちんと理解しきれていない新入社員が先輩社員に対してそういったことを伝えるのも結構なストレスでした。また、食品に携わりたいと思っていましたが、実際の取扱商品に係る業務が少ないことも残念な気持ちはありました。ただその分、頼られる存在になりたい、早く仕事を覚えたいと気持ちも高まりました。資格取得に向けて勉強したり、先輩にアドバイスをもらったりと、少しずつコツをつかんで業務処理のスピードも上がってきましたし、「これ教えて」って経理上で分からないことがあれば質問や問い合わせも受けるようになり、だんだん自分の仕事に自信が持てるようになりました。
先輩からは「業務には前後工程があることを意識して取り組もう」とよく教わりました。報告や相談が遅れ、周囲に迷惑をかけてしまうこともありました。もちろん注意を受けましたが、そのたびにフォローやミスの対策を一緒に考えてもらい、仕事は一人で行っているのではない、チームで行っていることを実感でき、周囲への感謝は私が働くうえでとても大切にしていることです。
答えのない、「富永貿易の人を創る」という仕事
ー現在の仕事内容を教えてください。
2016年から主に新卒採用を担当しています。エントリーしてくれている学生さんの情報管理や資料作成、メール送信の事務的なことだけでなく、採用全体の運営企画や説明会でのプレゼン、面接官など多岐にわたる業務を担っています。学生さんと接するときは、もちろん富永貿易の魅力を伝えたいという気持ちはありますけれど、できる限り学生さんの声に耳を傾けることを心がけています。新卒での就職活動というのは人生で一度きりですので、できる限り後悔しないようにこれまでの自分の経験などを伝えながら一社会人としてアドバイスできればいいな、と思います。
仕事でやりがいを感じるのはどんなときですか?
これからの富永貿易を担う人を採用するという仕事はやはりプレッシャーもあります。しかし、かつての私のように学生の皆さんが「富永貿易って知らなかったけど、おもしろい会社だな」「こんな人たちと一緒に働きたいな」と興味を持ってもらえるととても嬉しく思いますし、励みになります。ときどき残念ながら落選してしまった学生さんから「残念な結果でしたがとても楽しく受験できました。ありがとうございました。」みたいなメールをいただくことがあるんです。私自身あまり就職活動を楽しいと感じていなかったので、入社するまでのご縁はなかったけれど学生の皆さんの人生に触れて、少しでも楽しいと感じてもらえたんだと思うと、もっともっと皆さんと真摯に向き合ってより良い採用活動を行っていきたいと感じます。
これまでの採用業務でどんなことに苦労しましたか?
まずそれまでに経験してきた経理課や総務課での給与計算業務は比較的ちゃんと答えのあるものが多かったんですが、採用は相手がモノや数字でなく「人」ですので思うようにいかないことの連続でしたね。
あとは単純に人前でしゃべるのが苦手でした(笑) 今は比較的慣れてきたとは思いますがまだまだ得意とはいえません。他にも私が経験してきた業務が会社の事業の中核部分でなく、それを支援する業務でしたので、いざ商品のことや事業のことを質問されると本当に私が話す内容でうまく伝わっているのかな、という心配はありました。でも採用活動を通じて色んな部署の人と関わりを持つようになり、それぞれの部署の仕事や役割も分かるようになってきましたし、それを自分なりの言葉で伝えた方が学生さんには伝わりやすいということも分かってきました。
今後やりたいこと、挑戦したいことはありますか?
入社後の社員育成も担当業務の1つにあたるんですが、採用活動にかける比重が大きいというのが現状です。もちろん富永貿易に興味を持ってくれて入社を決めてくれる、というのは大きな結果ではあるんですけれどそこをゴールと考えずに入社した後も楽しくモチベーションを高められる、互いに切磋琢磨しながら成長を促す環境、雰囲気づくりをしていきたいと考えています。
これからも色々苦労をかけると思いますが、一緒に採用・育成業務頑張っていきましょう!
本日はありがとうございました。
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